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石油ファンヒーターの選び方 [季節家電]

寒い時期の暖房器具として活躍してくれる季節家電には、エアコンの暖房機能や、電気ファンヒーター、パネルヒーター、オイルヒーター、遠赤外線ヒーター、ハロゲンヒーターなど、様々な暖房器具があります。

暖房器具にはそれぞれ特徴がありますが、そのなかでも石油ファンヒーターはコストパフォーマンスや素早い暖房能力で人気の高い商品です。

石油ファンヒーターは、灯油の燃焼により発生する熱を利用して部屋の空気を暖めることが可能な家電製品です。また送風機を用いて温風を出すことにより部屋の空気を循環させる力もあるので、暖房能力が非常に高く、部屋全体を速く暖めることが可能です。

いわば、石油ストーブとサーキュレーターのよいところを組み合わせたような家電製品です。

手軽で強力な暖房性能ゆえに、寒冷地はもちろん、日本全国で使用されている石油ファンヒーターですが、意外にも日本で製造しているメーカーは非常に少ないのが現状です。

以前は三菱電機やパナソニック、三洋電機、シャープなどの家電メーカーも製造・販売していましたが、採算性などで、国内ではコロナ、トヨトミ、ダイニチの3メーカーのみが製造販売している状況です。日本で知名度があるメーカーとしては、アラジンなどもありますが、もとはイギリスのメーカーです。

石油ファンヒーターの比較対象として、よく引き合いに出されるのが、エアコンやガスファンヒーターです。

特に、ガスファンヒーターは、都市ガスサービスを提供している企業からリリースされている製品も多くあり、絶大な信頼感・安全性があります。スイッチをオンにして、数秒で温風が吹き出してくる利便性は、ほかのどの暖房製品でもかなわないほどの魅力があります。

しかし、都市ガスの供給地域は100%ではなく、山間部、市街化調整区域などでは都市ガスが敷かれていないエリアもたくさんあります。

石油ファンヒーターは、どこでも手に入りやすい灯油を燃料としていることや、ガスファンヒーターに勝るとも劣らない急速な暖房性能や高い安全性など、ガスファンヒーターに比べまだまだ圧倒的な優位性があります。

また、灯油を直接燃焼させて作り出す暖かさは、ガスファンヒーター以上です。火力の強力さによるスピーディーな暖房性能は、セラミックヒーターやパネルヒーター、ハロゲンヒーターなどでは決して味わうことが出来ません。「体感温度」という点においても暖房器具のなかでは突出しています。

ランニングコストや燃費のよさも、石油ファンヒーターの魅力のひとつです。石油ファンヒーターは、暖気を送り出すためのファンを回す部分や、着火時に電気を利用しますが、熱源となる炎自体は、灯油に担当させる仕組みのため、石油ファンヒーターの利用にかかる電気代自体は非常に安価です。

石油ファンヒーターは、灯油を燃料とするので、原油価格による影響を受けやすい一面はありますが、もともと灯油のコストパフォーマンスは高いため、電気代と灯油代を足したトータルコストでも、エアコンなどと比べると良い傾向があります。

石油ファンヒーターには、使用する部屋の広さに応じて様々な暖房能力を持った機種があります。通常は「○○畳対応」というように畳数の目安で表示されています。木造住宅と鉄筋(コンクリート)住宅、それぞれの場合について対応している部屋の広さが記されているます。また、石油ファンヒーターは部屋の広さに柔軟に対応する機種が多く、4.5 畳~12 畳という風に、対応する広さに幅があります。

石油ファンヒーターが対応している部屋の広さが、自分の部屋の広さにぴったり一致する石油ファンヒーターを選ぶと、部屋全体がよく暖まらない、また、暖まるまでの時間が長くなるといった場合もありますので、使用する部屋より2~3畳程度余裕を持たせて選ぶのがベストです。

石油ファンヒーターを使用するときに避けて通れないのは灯油の給油ですが、つけっぱなしにしているとこれが結構面倒なものです。最近の石油ファンヒーターは、給油タンクが給油しやすく手が汚れにくい構造をしています。

石油ファンヒーターは送風機を使って温風を出しますので、その動作音などが発生します。メーカーによっては、動作音を抑えた静音モデルもあります。運転音を抑えたい方は、このようなモデルの選択を考えてみるのがおすすめです。

石油ファンヒーターは、通常の暖房運転をしている間は、あまり臭いは発生しませんが、点火や消化時に独特の臭いが発生します。最近の製品はどれも消臭機能をつけてできるだけ臭いの発生を抑えていますので、臭いが気になる方は、消臭機能が付いている製品を選ぶのが無難です。

石油ファンヒーターは、各メーカーがそれぞれ独自に工夫していますので、カタログスペックなどを見て比較すると良いでしょう。

尚、物件によっては備え付けのエアコン以外の暖房器具が使用できない所もありますので、事前の確認が必要です。

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