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すのこベッドの選び方 [ベッド]

すのこ(簀子、簀の子)とは太い木の角材の上に薄い木の板を直角に打ち付けたものです。すのこベッドは、その「すのこ」を、布団を敷く床面に配したベッドです。

すのこベッドは、「すのこ」のもつ通気性を活かした作りになっています。布団を敷きっぱなしにしていても、通常のベッドよりも通気性が良く、布団にこもりがちな湿気や、寝ているときに人間がかいた汗を逃がしてくれます。人間は一晩でコップ一杯の汗をかくといいます。布団は湿気の温床となりますので、すのこベッドを利用することで、睡眠時の不快感を軽減します。

すのこベッドは、軽量で移動がし易く、ベッド下の掃除もしやすいです。すのこベッドの最大の特長として、抜群の通気性があげられますが、すのこの構造上、大変丈夫なのも特長のひとつです。普通のスプリングベッドでは、長く使っていくうちにヘタリが出てきて、睡眠時の姿勢に影響を及ぼしますが、すのこベッドは、頑丈にできていますから、睡眠時に快適な姿勢をとり続けることができます。

また、すのこベッドは、基本的に檜や桐などの天然材で作られていますので、アレルギーなどがある人にも安心して使えるベッドです。

最近では、ベッドの下が収納になっているすのこベッドも多くなりました。すのこベッドの下のスペースが、デッドスペースになることもなく、無駄のない部屋の使い方ができます。また、布団を干す場合なども、折りたたみができるタイプもありますので、布団ごとA字に折りたたむことで、簡単に布団を干すことができます。折りたたみのできるすのこベッドは、布団を干す場合以外でも、使わないときはコンパクトに収納できますので大変便利です。

すのこベッドに使われる主な木材



桐すのこベッドに使われている桐は、日本国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があります。木目も美しいため、高級木材としてタンスなど家具の素材として重宝されてきました。また桐は焼けにくいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられています。日本各地で植栽されていますが北米、南米、中国、東南アジアから輸入されることも多くなっています。

パイン材すのこベッドパインに使われているパイン材は、日本語でいう松の木を指します。柔らかな木目と材質を持ち、加工しやすく、建材だけではなく家具などにもよく利用されます。パイン材というと北欧産のシルバーパイン(欧州赤松)が有名ですが、そのほかにも北米産のポンデロサパインやロシア産のラーチ(カラマツ)など、様々なパイン材があり、それぞれユニークな木目や特徴を持ちます。

杉すのこベッドに使われている杉は、軽くて柔らかく、加工がしやすいのが特徴です。木目がまっすぐで、空気をたくさん含むため断熱性に優れた杉は、住宅用建築材として広く用いられてきました。軽いということは、細胞が密な重たい木材より多くの水分や温度を吸収することができるため、木材として多くの利点があります。杉は、日本で一番多く植林されている、日本を代表する木ですので、比較的安価で手に入れることができます。杉材は、リビングや寝室、さらに子供部屋などのフローリングや壁材として最適な素材です。

ヒノキすのこベッドに使用されている檜(ひのき)は、高級木材の代表といえます。杉同様、柔らかく加工がしやすい特徴があり、強度が高く、防腐性や虫に強い性質があるため、昔から家の建築材として採用されてきました。光沢のある木肌や独特の薫りが人気の木材です。檜は、杉の次ぎに多く植林されている木ですが、同じ樹齢でも杉の半分ぐらいの太さにしかならないため、檜普請といえば、昔から贅沢な家の代名詞に使われています。

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